アスペルガーのYさんなんじゃけど、今回の人生で何年分の仕事能力があるかを調べてみると、だいたい1年分となった。
56年生きてきて、その程度。
これをもとに、一般人の習得度に比べてどうかを考えると、同じ期間やったとして1/50つまり2%ぐらいらしい。
その内容も全体的に薄く覚えるのではなく、ある部分だけは完全に近いんじゃけど、それ以外が全くダメとなる。
特に組み立てを必要とすることが特に苦手で、字面の記憶はそこそこできるいうもの。
他の仲間内が同じように習得する中で、ある部分だけを狭く習得してそれが続くんで、違った形になっていく感じなんよ。
私が始めた農業も緑豆から始めたわけなんじゃけど、そこからサツマイモ、網干メロン、オクラ、えんどう、空豆、カボチャ、ヤブツルアズキなどいろいろある中で、カイアポまで到達した人が多い。
この中で緑豆とヤブツルアズキぐらいしかマトモに作れないんじゃけど、そんなの売れるもんでもない。
しかしまあそれだけはそれなりにできるんで、そこだけはそれなりに講釈できると。
まあ何もできないよりはマシなんじゃけど、2%づつの習得率では限りなくできないに近い。
一般的な20代の会社員ができる仕事の習得量が例えば3年分として、そこまで行くのに150年かかることになる。
いろいろその動きを分解してみると、てっきりこう思ったいうその思い自体がおかしいことかわかっており、それを無視してこうやれって言うてやらせて、それを定着させていくしかないんよね。
一般人何年分の仕事能力に積み上がるのにどれぐらいかかるのかは未知数ながら、そういう世界なんよ。
限りなく不毛に近いんじゃけど、そんで手取り足取りやるとそのほとんどがロスになるんで、口頭で簡単な指示を出すだけにとどめて遠隔操作するしかない。
教える人を落胆させカサンドラ症候群にさせないためにも、それしかない。
傍目にはただのバカ、しかしそれがある程度機能回復したらそれは大発見。
生きとる機能をつなぎ合わせて、見かけ上それなりになることを目指してアスペルガーノートなどのカンペも駆使しつつ、知恵を搾るしかないのう。