イギリスのサッチャー元首相が亡くなった。
引退して久しいんじゃけど、私が学生時代に首相をやっとったんよね。
印象に残っとるのはフォークランド紛争で軍を派遣してアルゼンチンを撃退させたことかな。
あんな遠くの領土を守るため、死者まで出しながら守ったわけでしょう。
鉄の女とも言われ、支持率もかなり高かったんよね。
あの頃はソ連崩壊など劇的な事件もあり、歴史的なことが続いた。
私はというと、何の能力もなく落ちこぼれてどん底じゃったんよね。
個人的には希望がなかったんじゃけど、サッチャー首相のイギリス、ゴルバチョフのソ連、その動きが何かが変わるいう期待感を見せてくれた。
ゴルバチョフのソ連崩壊と前後して東欧諸国でも激変があり、ルーマニアのチャウシェスクがクーデターで処刑されたり、中国でも天安門事件も起きた。
世紀末への不安感と、何かが変わる期待感が入り混じった時代じゃったね。
サッチャー元首相はその後映画にもなり、多くの人達に根強い人気があり続けたんよね。
いずれにしても在任中は今とは社会状況はずいぶん違うとった。
私の状況もあの頃とはだいぶ変わった。
もう30年近く前になる。
修行して波動の能力を身につけはしたんじゃけど、原発事故で社会がこれから被るであろうことを考えると、ちょっと複雑じゃのう。
あの頃もチェルノブイリの原発事故はあった。
しかしまさか日本でも大規模な原発事故が起きるとは。
チェルノブイリを超える原発事故、福島原発。
サッチャーの如き宰相は日本には現れないものか?
民主党時代は小沢一郎が首相になるチャンスもあった。
あれで菅直人になってしまったことが惜しまれる。
あれで小沢一郎が首相になっとったとして、サッチャーほどのことができたかは別として、原発事故に対してもうちょっとやりようがあったかなって思います。
ともあれサッチャー元首相、お疲れ様でした。
ご冥福を祈ります。