アメリカで新年度暫定予算が期限までに成立しなかったために政府機関が一部閉鎖されている問題で、一部の州政府が世界的に有名な観光地の当面の運営費を負担することが決まり、自由の女神やグランドキャニオンなどがこの週末に再開することになった｡
11日の発表によると、リンカーンら歴代大統領４人の顔が彫られたラシュモアや、ロッキーマウンテン国立公園、ユタ州にある連邦政府管轄の８か所もこの週末から再開する｡
一方で､同じく世界的に有名な場所でもヨセミテ国立公園やカリフォルニアサンフランシスコ湾にある監獄島のアルカトラズ島の閉鎖は解除されない｡
米内務省国立公園局は、年間数百万人の観光客が訪れ、地元経済を潤している観光地の運営費を州政府が一時的に肩代わりすることで、ニューヨーク、アリゾナ、コロラドユタ、サウス・ダコタの各州政府と合意した｡
例えば､11日にニューヨーク州政府と合意した内容は､１２日から１７日までの自由の女神の運営費を同州政府が負担するというもの｡
３６万９３００ドル(約３６４０万円)は州政府からの寄付だという｡
１０月に入って始まった政府機関の一部閉鎖の影響で、全米で連邦政府が管轄する４００か所を超える観光地も閉鎖された。
全米旅行産業協会によれば、政府閉鎖による観光業関連の１日当たりの損失は１億５２００万ドル(約１５０億円)に上っており、一時帰休を強いられた国立公園職員約２万人を含む米国人４５万人の就業に影響が出ているという｡
これでアメリカがデフォルトしたら、いくら州政府が頑張ってももう無理じゃろうね。
あと３日でデフォルト回避できるのか？
できにゃヤバいことになる。
