マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)製の冷凍食品に農薬マラチオンが混入された事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された契約社員阿部利樹容疑者(49)が工場内で使用していた所持品から、マラチオンが検出されたことが26日、捜査関係者の話で分かった。
群馬県警は、阿部容疑者が事前に準備したマラチオンを工場内に持ち込み、製造過程で混入したとみて、詳しい混入方法などを調べている。
同容疑者は「覚えていない」と否認している。
捜査関係者によると、農薬が混入された製品の包装には、製造日に加え、製造時間帯も記載されていた。
県警は、この時間帯に勤務していた従業員を中心に事情聴取。
さらにこれらの従業員については、作業服や靴など、工場内で使う所持品の鑑定も行った。
その結果、阿部容疑者の所持品の一部から、マラチオンが検出されたという。
マラチオンは毒物・劇物に指定されていないため、ホームセンターなどで数百円で誰でも買うことができ、家庭菜園などで一般的に使われている。
捜査関係者によると、阿部容疑者には家庭菜園や園芸などの趣味はないという。
逮捕容疑では、阿部容疑者は昨年10月3~7日、同工場で製造されたピザ、コロッケ、チキンナゲットなど4種の冷凍食品に農薬を混入し、製品の回収や工場の操業停止を余儀なくさせるなど、業務を妨害した疑い。
まあ社会にショックを与えた事件なんじゃけど、犯人、知らないわけはないわのう。
個人の心の病みで社会に大きなダメージがあるようなことは、困ったもんじゃのう。
とばっちりで被害受ける人のダメージはでかいけえのう。