六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

大雪から1週間、処理能力超えた。積雪に初期対応の遅れ、重機もなく長期化。

関東甲信で記録的な大雪から1週間。

孤立集落が相次いだが、機材不足からその把握が遅れる自治体も。

一方各地の車の立ち往生では、国などの通行止め判断が遅く除雪を優先できなかったことが発端とされる。

一時全域が孤立した早川町。現状の把握もできず、自衛隊救助要請は大雪から2日後16日午後7時。

担当者は「孤立は予想できたが除雪が進まず、満足な情報もつかめないまま後手の対応に回らざるを得なかった」と言う。

20日朝も131世帯198人の孤立が続いた。

担当者は前例のない降雪量に、重機不足が孤立の長期化を生んだとみている。

町に除雪機はなく、地元建設会社の協力で除雪しているが、「不景気で会社も減る中、あれだけの大雪で手が回らなくなった地点も出た。正直、お手上げ状態」と言う。

下仁田町では、孤立集落の把握が大雪から3日以上後になった。

町内の道路は重機が容易に入り込めない上、雪を除くスペースの確保に苦しみ、集落の状況が把握できなかった。

担当者は「今度同じような大雪になっても、どう対応してよいのか分からない」と言う。

これまでの倍となる観測史上最高の積雪73センチの前橋市

孤立はなかったが、今も除雪に苦慮する。

総延長約4千キロの市道のうち9割は手つかずで車が通れないところもある。

長野群馬県境の国道18号バイパスでは、3日近くにわたり車数百台が立ち往生。

管理する国土交通省の通行止めの措置が遅れて除雪ができず、冬装備不十分な車が事故を起こし大規模な立ち往生になった。

車を放置する運転手も続出、除雪の妨げに拍車をかけた。

こうした状況に国交省は、今後早めに通行止めにする方針を示した。

世耕官房副長官政務官会議で、除雪を妨げる放置車撤去ができるよう災害対策基本法改正に取り組むよう指示。

防災危機管理アドバイザー山村武彦氏(71)は「雪の少ない地域に大雪が降ると災害に発展するというのを今回の教訓にすべきだ」「集落に高齢者が多いと生命の危険がある。情報がすべて集まってから動くのでは遅く、情報のかけらを組み合わせて洞察することも大切だ。道路も短時間で大雪が降れば1時間の遅れで大きな影響が出る。国などの管理者は積雪の状況を見ながら、早い段階で交通規制を行うべき」と言う。