長野、岐阜両県にまたがる御嶽山の噴火で、警察や自衛隊、消防は昨日早朝、救助活動を再開した。
自衛隊などは、心肺停止状態で山頂付近に取り残されていた３５人をヘリコプターなどで麓に搬送。
全員の死亡が確認され、死者は計４７人になった。
火山災害では１９９１年６月に４３人が死亡･行方不明になった雲仙･普賢岳の火砕流被害を超え、戦後最悪となった。
昨日の捜索は午後３時前に終了。
長野県警によると、確認できた範囲に取り残された人はいないという。
まだ見つかっていない登山者がいる可能性があり、火山性微動や有毒ガスの濃度に注意しながら今日以降も捜索を続ける。
救助･捜索活動は昨日早朝から約１０００人態勢で行われた。
自衛隊の大型ヘリコプター２機を往復させ山頂付近に約１８５人を投入したほか、徒歩で約１８０人が登った。
山頂付近では９月２９日までに収容された１２人の死亡が確認され、２４人が心肺停止状態で見つかっていた。
噴火活動の影響で３０日は救助作業を中止。
昨日の捜索で新たに１１人が心肺停止状態で見つかった。
多くは、これまで捜索できなかった山頂南側の八丁ダルミ付近で発見された。
岐阜県側でも登山道に男性１人が取り残されているとの情報があり、岐阜県警や消防が約３０人態勢で昨日朝から捜索したが見つからず、同日午後に中断した。
今回の噴火による負傷者は、昨日午後６時現在で長野県が５９人、岐阜県が１０人。
事故に遭うた人はお気の毒じゃのう。
広島の豪雨災害もそうじゃけど、最近は突然の災害に巻き込まれること多いんよね。
気象災害はやむを得んねぇ。
