自民党原子力政策・需給問題等調査会の額賀福志郎会長は昨日、首相官邸を訪ね、政府が検討している2030年時点の最適な電源構成(ベストミックス)に対する提言を安倍晋三首相に手渡した。
安定的に発電できる原発や石炭火力、水力といったベースロード電源の比率を、現在の40%から欧米並みの60%に引き上げるよう求めた。
原発依存度への直接的言及は見送った。
提言は「景気回復の動きを確かにするため、電力コストを可能な限り現在の水準よりも低下させる」と明記。
ベースロード電源の確保をその手段と位置付けた。
東日本大震災後、原発停止に伴い、火力発電が増え、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出が過去最高水準に膨らんでいることにも懸念を示した。
首相は「国民や中小企業の経済生活を成り立たせるには電力料金の抑制が必要。国際的な責任を果たすため、二酸化炭素の削減も考えていく」と述べた。
政府は提言を踏まえ、最適な電源構成を策定する。
運転コストが低く、二酸化炭素を排出しない原発については、比率を20%台前半とする方向で調整が進んでいるという。
運転コストが低い原子力?
放射性廃棄物の管理や処理に膨大なコストがかかるはず。
そのために大量のエネルギーを必要とするんで、結局、間接的に二酸化炭素を大量に出すんよね。
原子力はなくすべきなんよ。