波動強化人間の農業で一方の極は私で、もう片方はたけした君。
2人をタイプで分けると、私は攻めの農業、彼は守りの農業なんよ。
たけした君の場合は生活がかかる関係で冒険はできん。
じゃけえ、守りを主体にしつつの漸進姿勢にならざるを得ない。
前年と似たようなことを継承しつつ、その上で改良改善していくしかない。
私は生活がかかっとらん分、大胆な発想と共に新しいもんに取り組み、クリエイティブな農業を目指す。
毎年やることが変わっとる。
やってダメじゃったことはやらないし、上手くいったもんをつなげて上乗せしとる。
来年も当然違うじゃろう。
始めた当初に比べて内容は充実し、だいぶ豊かになった。
たけした君ができん部分をデータとして彼に提供してハッパかけとるんじゃけど、いかんせん取り入れて動き出すまでには時間がかかる。
今打ち合わせしとるのはメロンのこと。
夏にイチゴのシャーベット以外にメロンのシャーベットもできたらええのと、高級品として売れたらええんよ。
私の網干メロンのデータは提供しとる。
こっちを加工用シャーベットにして、マスクメロンを生食用にいうことで話をしとる。
網干メロンは、夏が暑いほど甘くてようできる。
高級メロンは暑過ぎるとようできん。
まだたけした君には迷いがあるらしいのう。
とりあえず今年の網干メロン大量生産を成功させて、たけした君につなぎたい。