中国の北京市政府は昨日午後、深刻な大気汚染が続くと予想される際に出す4段階の警報のうち、最高レベルの赤色警報を発令した。
今日朝から10日昼まで交通規制の強化で車両の通行量を半減させるなど緊急対策措置を実施する。
北京市で赤色警報の発令は初めて。
北京市政府は2013年10月、深刻な汚染が続く予測日数に応じて青色、黄色、オレンジ色、赤色の4段階に分け、72時間以上続くと予想される際、赤色警報を発令すると定めた。
車のナンバープレート末尾が奇数か偶数かによって1日置きに通行禁止にするほか、工事現場の作業も停止させる。
小中学校や幼稚園に対して休校、休園などを求める。
北京市では昨日夜、微小粒子状物質PM2・5の濃度は1立方メートル当たり270マイクログラムを超え、深刻な汚染となっている。
昨日午前0時に発令したオレンジ色警報を、昨日午後6時半(日本時間同7時半)に赤色警報に引き上げた。
北京市では11月27日から深刻な大気汚染が発生し、30日夜にはPM2・5の濃度が一部地域で1000マイクログラム近くに達した。
しかしこの際にはオレンジ色警報にとどまり、インターネット上などで「なぜ赤色警報を発令しないのか」「車両制限などで混乱するため赤色警報を出さなかったのだろう」などと批判が高まった。
大気汚染ヤバいのう。
住んどる人らは大変じゃ。