冬に蒔いたカラタチが発芽しまして、こんな感じです。
これは龍野小学校の生垣から落ちた実を拾うてそれを蒔きましたんで、言わば龍野小学校ジュニアなんよ。
周りには他の柑橘類もないけえ、その花粉がつくこととないし、何よりその特徴的な三枚葉が雑種になっとらんことを示しとる。
高校の時にチャリに乗って出かけた先でカラタチを見つけて、その実を持ち帰って種蒔きしたら春に発芽したんよね。
実家の土地がケガレチじゃけえ、年数経ってもあんまり大きくならんかった。
父の作品を破壊するのに戻った時など、思わずお前元気じゃったかって声かけたのう。
原発事故で汚染されてしもうたか、その後はそれっきりになってもうた。
あんなの、いずれ戻ってくるいうことで植えたんじゃったのう。
結局、実家は離散壊滅してしもうた。
今度のカラタチはそれなりに大きく育てるために、豆越しの木灰をあげようと思います。
カラタチはそのまま食べるいうより、漢方薬とか実験的に使いたいんよね。