それと共に、引退する車両があるんよね。
それが、415系の鋼鉄車なんよ。
もともと常磐線でも走っとったんじゃけど、常磐線でE531系に車両が統一される時に引退して、状態のええやつをJR九州が譲ってもろうたんよね。
交直流両方使える電車は高いけえ、まだまだ走れるなら新造するよりコストを抑えられる。
それで私の場合には、九州行く時に必ず関門海峡でお世話になった。
あそこはデッドセクションがあるんで、使える車両が限られる。
415系はそれまでの401系を改良したもんとして登場し、常磐線でずっと乗り続けた。
中学高校時代に通学でいつも乗っとったもんが、なぜか関門海峡で乗れとるいう不思議なことになっとった。
大分で乗ったこともあるし、そういう意味では縁が深いんよね。
九州に渡ってからはロングシートに改造されたもんが多く、味気なくなってもうたのう。
もともとセミクロスシートじゃったんで、まあまあ平凡な車両なんよね。
特別に乗り心地がええとかではなく、まあまあオーソドックスで、115系なんかとほぼ一緒なんよね。
転換クロスシートに改造された115系の方が、私的にはええんよね。
ロングシート化されたとはいえ、外観は変わらんけえ、ある意味懐かしさはあるんよね。
さりとて、これでなきゃいけんいうこともない。
しかし、長年乗り続けたもんがもう乗れんようになると、一抹の寂しさと時代の流れを感じるのう。
鋼鉄車は全廃になるにせよ、まだステンレス車は残るんで、形式消滅はまだせんのよ。
ステンレス車まで廃車になったら、関門海峡は何を使うんかのう?
ともあれ、415系鋼鉄車お疲れ様でした。
これまで、ありがとうございました。