小学校高学年ぐらいから、添加物を気にし始めて色がキツいもんや練り製品食わんようにしたんよね。
肉も脂身は食わんようにした。
そんなこんなで、ハムソーセージ竹輪蒲鉾なんかほとんど食わんけえ、おでんなんかほぼ食わん。
じゃけえ、おでんのスープの美味さの意味がわからない。
まあそれもそうじゃし、やたら油っこいもんも食わんね。
無期懲役の受刑者とかは、娑婆に出たらトンカツやラーメンとかこってりしたもんをガツガツ食いたいとか思うとるらしいんよね。
しかし、刑務所での飯は健康的なもんばかりなんよね。
それで受刑者同士でも、飯のおかずをあげたりとかもろうたりできんらしいんよね。
それで規則正しい生活しとると、それに体も慣れてまうんよね。
それでせっかく仮釈放になって、トンカツやこってりラーメン食おうってなっても、よう食えんようなっとるらしいんよね。
私も魚介類や野菜や豆やイモなんかで、それに慣れてしもうとるけえ、やはりこってりしたもんはもうダメよね。
町内会の人らは、ハムソーセージとかバクバク食いよるけえ、あんなんたくさん食うとって体おかしくならんか心配になるんよね。
唐揚げそばの名物店がどうとかで、わざわざ食いに行くようなこともあるようなんじゃけど、そんなんまず考えられんのよ。
トンカツなんかも、カツ丼とかにして油を逃すとかがないと、とても衣の部分なんか食えんのよ。
添加物や油を気にせず、お酒までガブガブ飲むような町内会の人ら、ある意味幸せかもしれんのじゃけど、それでどうなんじゃろか?
あんなん長くやりよったら、体ももてんのじゃ。
長期受刑者はその生活によって、私は長年の生活習慣によって、同じように油っこいもんがたくさん食えん。
小学校の頃は、駅の立ちそばの天ぷらそばの油ギトギトのやつを汁まで飲むのがすごく美味しく感じたもんじゃった。
しかし今はとてもじゃないんじゃけど、そんとなことは思えんね。
自分で作る野菜とか健康にええ作物とか食うと、マグロのトロとかステーキとか食べたいって思わんのよね。
霜降り肉なんか、あんなんすげえ不健康な牛じゃろうし、何より屠殺されて数日経つのに発色剤であんなに赤い色しとる。
そんな感じで、体に悪そうなもんはもうとにかく反射的に避けるんよね。
人間は生まれた時には大差ないものの、それが時と共に格差ができるようになる。
体にええような習慣で固まると、それはそれでありがたいんよね。