豆科植物は空気中の窒素を固定するんで、痩せた土地でも育ち、土地を肥やす。
じゃけえ、食糧自給率向上のための切り札と考えとった。
しかし、種類によって程度の差ばあれ、連作障害を起こすいう問題があったんよね。
土地は肥える、しかし自身は生えられない。
それは土地が酸性になることがあるんよね。
有機酸が根から分泌されるんよ。
昨年緑豆を作付けした時は、相当密集させて育てた。
土地に大量の窒素を入れようとしたんよ。
その窒素でソバも育ちがよくなるかと思い、一緒に植えたんよ
しかし、緑豆の方が育ちがよくて日陰にされ、暑さにも緑豆は耐えたがソバは負け、夏のソバは全滅した。
その後、緑豆も成長が頭打ちになった。
土に窒素は増えたんじゃけど、頭打ち。
当時は必要なミネラルが欠けとるんかと思うとったんじゃけど、豆の酸による連作障害じゃったんよね。
そこに灰をあげたら倍ぐらいの大きさになった。
当時はミネラルが補強されたことによる影響かと思ったんじゃけど、灰のアルカリが中和したことが大きかったんよね。
今さらにえんどう豆が大きく育ち、さらにこの後緑豆やえんどう豆を作った時に連作障害がなければ、豆科植物の連作障害は灰の大量投入で防げることになる。
豆の酸でフザリウム菌が増えることがあるとして、このフザリウム菌もおそらく酸性環境は好きで抵抗性はあるんじゃろう。
しかしそういう酸性環境が好きな菌はアルカリには弱いはず。
灰のアルカリで殺菌されるとさらにええね。
他の植物の連作障害はまた別の原因なんじゃろうけど、豆科植物の連作障害は土地の酸性化。
これには灰の大量投入は有効なようじゃのう。
灰の大量投入なら、たくさんの灰が手に入るセイタカアワダチソウ焼き払いがええね。
セイタカアワダチソウがひらく灰農法、セイタカ農法。
セイタカアワダチソウの駆除にはなるし、ええことづくめじゃ。
豆によって土地に窒素が補給され、酸性になったとこに灰を入れて中和してミネラル補給とする。
相当土地は肥えるんよね。
ある程度検証をくり返して確認をとったら、波動セイタカ農法としてまた本にまとめることをやってもええかもね。