昨日午前6時35分ごろ、東京都千代田区有楽町のJR有楽町駅前の店舗で火災が発生したと同駅員から119番があった。
火はパチンコ店やゲームセンターなど3棟約955平方メートルを焼き、隣接する新幹線線路上の通信用ケーブルなどにも延焼した。
火災の影響で、東海道新幹線は5時間余り運転を見合わせ、100本以上が運休。
Uターンラッシュの利用客らに大きな影響が出た。
警視庁丸の内署などによると、消防車約50台が出動し、火は午後3時半までにほぼ消し止められた。
けが人の情報はない。
同署は全焼したゲームセンターが出火元の可能性があるとみて、今日朝から現場検証し、詳しい原因を調べる。
ゲームセンターは深夜までの営業で、出火当時閉店していたという。
JR東海によると、この火災の影響で東海道新幹線は東京新大阪間などで上下線合わせて100本以上が運休。
午前11時55分に運転を再開したが、最大で約5時間半到着が遅れた。
ダイヤの乱れは夜まで続き、31万人以上に影響した。山陽新幹線でも東京行きを新大阪駅で折り返し運転するなどし、一時2時間超の遅れが生じた。
一方、JR東日本は山手線全線と京浜東北線、東海道線の一部区間で運転を見合わせたが、午後0時55分までに順次運転を再開した。
同社によると、約27万人の足に影響が出たという。
現場は、線路沿いに映画館や飲食店などが入るビルが並ぶ繁華街の一角。周辺のデパートなどは営業開始時間を遅らせた。
この火災は、年始の初売り商戦に沸く百貨店や商業施設、家電量販店が並ぶ繁華街を直撃した。
買い物客らが集まる午前11時過ぎになっても周辺には白い煙が立ちこめ、携帯電話で火災を撮影する通行人らでごった返して騒然となったほか、周辺の店舗は開館時間を遅らせるなど対応に追われた。
おととい新春セールを始めたばかりの有楽町マルイや阪急メンズ東京、ルミネ有楽町店などでは煙などの影響で午前10~11時の開館時間になっても開館することができず、開館の遅延を知らせるプラカードを持った従業員が店頭に立ち、買い物客らへの説明に追われた。
前の職場のすぐ近くじゃけえ、びっくりしたのう。
旅行中で帰って来てからわかったんじゃけど、旅先でも新幹線の改札は大騒ぎしとったのう。