テレビドラマ「天下御免」などで渋みのある演技をみせた俳優、林隆三さんが4日、腎不全のため死去した。
70歳。
葬儀・告別式は近親者で済ませた。
喪主は長男、征生氏。
東京都出身。
俳優座養成所15期生。
昭和42年、NHKミュージカル「ある愛の奇跡の物語」でデビューし、舞台「どん底」「美しきものの伝説」、ドラマ「天下御免」「国盗り物語」「夢千代日記」などに出演。
52年に映画「竹山ひとり旅」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した。
幼少期を仙台で過ごし、東日本大震災では、宮城県石巻市で撮影した映画の出演料を被災地に寄付するなど支援に力を注いだ。
歌やピアノ演奏でも知られ、アルバム「ピアノ・マン」を発表。
宮沢賢治童話の全国朗読公演も行っていた。
今年1~3月放送のドラマ「ダークシステム」「チーム・バナスタ4」、6月下旬から放送のNHK連続ドラマに出演。
5月28日に都内で行った音楽ライブが公に姿を見せた最後だった。
震災後、被災地へ行って活動しとったいうことは被曝の影響もあるんじゃないんかねぇ。