中国系の香港紙、文匯報(電子版)などは昨日、中国広東省の米系スーパー大手ウォルマートの店舗で、半月以上も使い回した食用油で揚げたフライドチキンを販売したり、虫が混入していたとして返品された米を店内のレストランで提供したりした疑いがあるとして、地元当局が立ち入り検査を行ったと伝えた。
期限切れの鶏肉販売の疑いもある。
この問題はウォルマートで8年の勤務経験があるという従業員が、店内で撮影したとする映像を地元テレビ局に持ち込んで明るみに出た。
廃棄が必要なドス黒くなった食用油でチキンを揚げたり、期限が切れた鶏肉を店頭に並べたりする映像などもあったという。
組織的な不正かどうかは不明。
ウォルマート側は「衛生管理に問題はない」と主張している。
地元テレビ報道を受けて同省深●(=土へんに川)市の羅湖区衛生管理当局が昨日までに店舗に立ち入り検査を行った。
検査結果は12日にも公表するが、不正がみつかれば厳正に処分するとしている。
中国では先月、米系の上海福喜食品が期限切れ肉を販売していたことが地元テレビ報道で暴露され、食品安全も問題が改めて指摘されたばかり。
さすが中国クオリティ、うかつに信用できんね。
旅行に行ったとして、何食わされるかわかったもんじゃない。