香港行政長官の選挙制度民主化を要求して、幹線道路を占拠する民主派デモ隊の街頭行動は７日目の昨日も続いた。
政府と民主派はいったん対話で合意したが、デモ隊と占拠反対派の衝突事件で、民主派側は｢棚上げ｣を宣言。
その後、民主派が対話路線に戻る可能性を示唆したのに対し、梁振英行政長官は対話に触れず、再び強制排除をほのめかしたため、緊張が高まった。
民主派系学生団体の香港大学生連合会(学連)幹部は昨日、香港島･金鐘(アドミラルティー)にある政府本部近くの占拠現場で演説。
政府側が占拠反対派の暴力を放置したことから｢棚上げ｣を決めざるを得なかったとした上で、｢政府がこの事件について説明しない限り、対話を行うことはできない｣と述べ、事件に関する政府の明確な説明を対話開始の条件とした。
対話｢拒否｣という言葉は使わなかった。
しかし、梁長官は昨日夕方のビデオメッセージで、道路占拠をやめるよう改めて呼び掛けるとともに、｢政府と警察には、社会秩序を回復させるためにあらゆる行動を取る責任と決意がある｣と強調した。
また、このままでは制御不能の事態が続き、市民の安全と社会秩序に対して｢重大な結果｣を招く可能性が極めて大きいと強い懸念を示した。
民主派との対話や３日の衝突事件には言及しなかった。
中国政府としては、力で抑え込みたいところじゃろう。
イザとなれば天安門事件のような武力弾圧もあるかも。
長年西側のような意識じゃった香港は、他の中国とは違う。
どうなることか？
