昨日は今年初めてアレチウリ風呂に入りました。
いつもながら、サッパリする~っ。
さて、まずアレチウリは川や湿地みたいなとこを好みます。
近所の川に行きました。
右下から中央、上に向けて大きな葉っぱを広げ、堂々とした伸びっぷりでしょう。
立派なアレチウリみ~っけ。
夏場から秋にかけては、こんなもんじゃあ~りません。
1本で6畳一間、あるいはそれ以上覆うかも。
全長15メートル。
取ってきたのは3メートルぐらいのやつ。
こいつは広い面積でガッツリ光合成し、おびただしい種を生み出す。
種の数がハンパないのは果実を作らず、ダイレクトに種を作る。
果実にする分の栄養まで種の製造につぎ込む。
おとろし~っ。
名前の通りカボチャやヘチマと同じ、ウリの仲間。
つるの外見はカボチャみたいなんじゃけど、カボチャの方が葉っぱが丸い
アレチウリの葉っぱは五角形。
これから秋にかけての川の幸です。
こいつはもともと北アメリカから入ってきた帰化植物。
かなり有害な部類に入ります。
しかし、こいつを肌に使うと、超ええもんになります。
ヘチマコロンやヘチマ水みたいな感じ。
果実のできないヘチマと考えるとええでしょう。
生命力が強いけえ、ヘチマより栄養たっっっっぷり。
こいつをすりつぶして風呂にすると、皮膚からエネルギーが補給されてええ感じです。
肌はしっとりして、全体的にサッパリします。
すりつぶしたもんを顔に塗ると、最初青臭いんじゃけど、それが抜けるとええ感じになります。
風呂に話を戻します。
まず取ってきたアレチウリのゴミをとります。
ヘチマやカボチャ、メロンみたいな巻きひげがいろんなもんをガッチリ掴んでおります。
ゴミをとったらザブザブ水洗いします。
そしたらすりつぶし開始です。
私は瓦の破片を使うてゴシゴシやります。
繊維と濃厚な緑の液体になります。
この濃厚な緑の液体が入浴剤になります。
ええ匂い。
ここにお湯をはって出来上がりです。
汗を流し、アレチウリのエネルギーをもらい、贅沢な入浴効果。
有害な帰化植物も、このような活用方法を編み出して活用すれば、駆除と資源の活用両方できる。
さらに、入り終わった残り湯は、庭の畑にまけば栄養たっぷりの有機肥料の水になります。
色的にもメロンジュースみたいです。
液体じゃけえ、土の中のバクテリアに速やかに分解されます。
アレチウリは、生息地域が限られております。
例えば、オルゴンMの住む広島にはないけえ、ないないって悔しがっとったんじゃけど、近くにある人は積極的に活用してみて下さい。
近くにない人は、オルゴンMのように生息地域に出かけ、大量に採取してすりつぶし、冷凍保存しておけばええでしょう。
特に被害が深刻な地域は、6月の発芽時期ぐらいから新芽をとってくるようにしましょう。
発芽したばかりで双葉がある頃の方が、さらに栄養たっぷりのはず。
セイタカアワダチソウは燃やす以外利用方法がないですが、ともあれ有害外来植物を利用活用して、生態系正常化にも貢献しましょう。
アレチウリのない地域の人は、ヒメムカシヨモギの風呂もオススメです。
アマゾンのキンドルから電子書籍から出ております拙著、炭と灰と波動が拓く新農業、是非ご一読下さい。