私を未だに悩ます実家の問題、直接の影響こそなくなったものの、もう少しやりようがなかったかをいつも考えさせられる。
そしてその問題の難解さは、若い頃の実家の面々が健在じゃとすると、今の私の実力をもってしても解決する策が見つからんのよ。
父と父方の祖父母が主導し、そこに追随して集団が構築されとる。
3人の嘘がまかり通り、それによってスケープゴートがタタキまくられ倒す。
私の世代では、私一人がタタキまくられ倒した。
祖父母が弱ってから実家の事情を理解した上で、キーマンになる父を虫の息になるまでシゴウした。
そのシゴウは、父の作品の破壊。
あのタイミングでよかったんかもしれん。
あれで祖父母がまだ元気で口が達者であれば、必ず嘘の横槍が入ってさらなる大混乱になったのは必定なんよ。
実際に壊した時期から例えば10年とか15年ぐらい前とすると母方の祖父母がまだ生きており、そこにかち合うとすると、事情を知らない祖父母に悪い影響があるとしか思えんのよ。
あまりのショックに母方の祖父母がおかしくなるか、怒り狂うて私を攻撃するか、あるいは倒れて病気になるか死ぬかになるのう。
そういうジシ不孝やババ不孝だけはしたくないし、遠縁とも親しく付き合うとった祖父母じゃけえ、母方の遠縁からも余計な攻撃を受けた可能性が高い。
近い親戚だけでもそこそこおり、遠縁が加わるとそれこそ100人ぐらいを相手にやり合うことになりかねんかった。
さすがにそんだけの数ともなると、私の話に尾ひれがついて悪いうわさが広まりまくってボロクソ言われることになり、身に覚えのないことでまで責め立てられることになるじゃろう。
その混乱を収拾つける方法は、ほぼないんじゃなかろうか。
全員に事情を知ってもらう必要があるんじゃけど、それはまず無理。
やはり、時期を待って実際にやった時ぐらいでちょうどよかったと思える。
実際に覆すことが不可能じゃったとして、そしたらその環境に関しては、天がそこで修行せえって言うとるんよ。
どんなに謀略を極めても、複数の人間が作った既存の環境いうのは、そう簡単に打ち崩せるようなもんでもないんよ。
構成メンバーがピカイチでなくとも、そこそこの力があり口裏を合わせられれば、それは容易ならざる力となる。
たとえ嘘でもそれを言う人が複数おれば、それはしばらくは本当のこととして動き仕事をする。
それらの結果が連鎖して、状況はどんどん変わる。
悪を倒すにしても時間がかかる場合はあり、その場合には時を耐えるしかない。
天がそう命じとるなら、それはたとえ不本意でも従う以外にない。
しかしそうすることにより、学びや状況の改善は必ずある。
そういう雌伏の時期は、ただ待つだけでなく考えながら準備をしておくべきなんよ。