網干に買うた作業用の家、心配ごとがありました。
それは、雨水を溜めたとこにボウフラが発生することなんよ。
しかし、それがなかったんよ。
その代わりに、別のもんがおりました。
それがこれ、アマガエルのおたまじゃくしなんよ。
高さが、1メートルぐらいある元ゴミ箱。
こんとなもんによじ登って、なおかつ卵を産みつけるカエルはアマガエルしかおらんのよ。
手足に吸盤があってひっつくことができるけえ、たかいとこに登って行ける。
このおたまじゃくしにとっては、この水に発生する藻であるとか、生まれたばかりのボウフラなんかはご馳走なんよ。
ここにおれば、天敵に襲われることもない。
まさに、アマガエルのおたまじゃくしにとっては楽園なんよ。
無事にカエルに成長して旅立つ時、今度は天敵に襲われる危険と隣り合わせに生きていくことになる。
アマガエルが増えることは、害虫が減ることを意味しとるけえ、ありがたいことじゃ。
ボウフラの代わりに、有益なアマガエルが増えてよかったよかった。