エジプトは現体制とモルシ支持派で内戦に近いのう。
モルシ支持派はムスリム同胞団が母体じゃけえイスラム教バリバリ。
現体制はそれに不満な人ら。
イスラム教自体は啓示宗教としては完成度が高く、生活に根差しとることもあって世界宗教になった。
ただ、時代に合わなくなっとる部分もなくはない。
戒律が厳しく、礼拝などは時間が決まっとる。
これだけ忙しい社会じゃけえ、礼拝も時間をずらすとかの融通性がないと、ちょっと厳しいのう。
食べ物の縛りもきつい。
食べ物はハラルフードなんじゃけど、それはムハンマド当時の基準。
あの当時は豚が不浄で、その他の肉も頸動脈を切った失血死させたもんじゃないとダメなんよ。
家畜の屠殺では家畜にストレス由来の毒素が血液中にできる。
それを抜いてしまえばええいうことで、非常に合理的なんよ。
しかし最近豚でも無菌豚とかもあるし、また肉もきれいな水につけることによって毒素を洗い流すいうようなことをすれば、安全性は問題ない。
逆に過去になかったような汚染の問題、食品添加物や放射性物質で危険になっとるもんもある。
じゃけえ、ハラルの基準にも柔軟性を持たせることも必要なんじゃないんかねえ。
あと男尊女卑の傾向もあるんじゃけど、それもやはり柔軟性が必要じゃと思う。
イスラム教に反発する人はそういう何かがあるはずなんよ。
トータルでみると、広範囲に広がり、世界の4人に1人はイスラム教徒じゃけえ、支持されるに足るもんが十分あります。
ともあれ、大規模な争いにならんよう願いたいものです。