急速に発達する低気圧が本州南岸を北東へ進んだ影響で、昨日午後は関東甲信を中心に東日本や東北で大雪となった。
気象庁は関東甲信では今日明け方、東北太平洋側は今日夜遅くにかけて吹雪や雪崩、路面の凍結に警戒するよう呼び掛けた。
積雪による交通事故などが相次ぎ、石川、長野、埼玉各県で計5人が死亡。
航空便の欠航や新幹線の遅れ、高速道路の通行止めが相次ぎ、大学が入試開始時間をずらすなどの対応に追われた。
関東平野部の昨日午後10時の積雪は東京・大手町26センチ、千葉市30センチ。
大半の地域で大雪警報が発令され、横浜市や川崎市など沿岸部には暴風雪警報も出た。
東京23区の大雪警報は2001年1月以来。
大手町の積雪は1994年2月に観測した23センチを超え、20年ぶりの大雪となった。
千葉市は観測史上最多。
こうした、大雪の中、猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選は今日投開票される。
選挙戦最終日となった8日、都内では雪と風が吹き荒れる悪天候に見舞われたが、各候補者は街頭に立ち、有権者への「最後の訴え」に力を込めた。
立候補しているのは、前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産、社民推薦=、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)、舛添要一元厚生労働相(65)、細川護熙元首相(76)ら新人16人。
細川さん頑張ってほしいのう。