今日は成長限界作物と、非成長限界作物の話をしたいと思います。
この区分は私が勝手につけた呼び方です。
まず、成長限界作物とはどういうことかいうと、どんなに世話しようと、決まった大きさにしかならんいうもんなんよ。
今、作付けしよる中では、まず大豆が挙げられる。
どんな植え方育て方しても、本体は30センチぐらいの高さにしかならず、収穫できる豆の数もほぼ一定。
これが一番わかりやすい。
速成栽培でも長い期間かけても同じなんよ。
あとは冬の豆、えんどう豆や空豆も同じような感じなんよ。
これに対して緑豆は、暑い時期に水や灰をやったらやっただけでかくなり、収穫量も増える。
サツマイモなどのイモ類もそうなんよね。
こういうこと考えると、作付けの戦略が変わってきよる。
成長限界作物は、収穫量が計算しやすい。
ある意味ほったらかしにできるけえ、その分の労力を非成長限界作物に振り向けることができる。
緑豆と大豆の違いで考えると、大豆は蒔く手間と収穫する手間だけとし、緑豆はそれプラス灰と水やりいう感じになる。
これを逆にすると、緑豆の増幅分がロスになる。
毎年新規のもんをつけ加え、そうした作物の特性を覚えていく必要があるんよ。
3年前ある程度やって、緑豆との収穫量の差で失望した大豆なんじゃけど、昨年の作付けで3月植えで10月収穫が最も効果的とわかり、今年はガッツリ植えます。
焼き畑でも大豆は4番目。
ソバ、粟、小豆、大豆の順番。
灰のミネラルが尽きるちょっと前ぐらいでちょうどええ。
収穫量が決まっとるけえね。
えんどう豆育てたとこで十分でしょう。
去年もそういう植え方。
あとは、まあ土地に合うた作付けで策を練りますか。
今年も効率のええ、新規のもんが見つかりますように。