ここのところ平家の落人の里のことが、ちょっと頭をよぎるようになりました。
直前ではない前世において源平の合戦の時、私は平家の武将として出て、壇ノ浦で死にました。
平家の横暴と、個人的にはカルマの関係があって、不本意な人生でした。
ただ、生き残った人らも、それこそ大変な苦労をしましたね。
そのことに関しては、責任者の一人として申し訳ないと思うております。
平治の乱の時、本来ならブッコロのところを温情をかけて助けた源氏に、恩アダなことされまくり壇ノ浦で滅亡。
しかし、あれだけおった人らが、そう簡単に根絶やしになることはなく、捕まった人や自害した人以外は落人になって逃げました。
私の大学の寮近くも、そういう落人の里でした。
有名なのは椎葉なんよね。
清盛の孫、鶴富姫が逃げ込み、付き従う者と共に農民になって暮らしました。
それに源氏は追っ手をかけます。
那須大八郎を大将とする軍勢は、椎葉にやって来て落人を発見。
しかしまず、村人がブッコロはやめてくれって言う。
平家の人らは平和的で教養もあり、京都の文化を教えたりしてくれた。
彼らに農業を教えて一緒に暮らしとるんじゃけど、悪い人らじゃないって言うんよ。
たしかに源氏への敵意も憎しみもない。
その姿を見て大八郎は、ああこの顔ではブッコロなわけにはいかんと思うて、鎌倉には全員ブッコロと嘘の報告。
彼らを助けて、一緒に暮らし始めたんよね。
やがて鶴富姫とええ仲になって結婚、村中みんな喜びました。
しかし、大八郎は鎌倉から呼び戻され帰国。
その時鶴富姫が身ごもっとった子の子孫が、今でもおるそうな。
椎葉は厳しい山岳地帯。
そこで、焼畑や棚田を作っての生活。
私も今、福島原発事故で落人となって農業をやり始めた。
生まれる前の計画であれば、カルト教団になったKで救世運動のはずじゃった。
しかし、教祖のエロ堕落でその仕事はなくなった。
さらに福島原発事故で、放射能にやられては関東におる意味がない。
未だ関東にとり残された仲間内は、その放射能と戦うとる。
早う落人となって逃げて来てほしいんじゃけど、それも私の動向次第。
皆不本意な思いを抱えながら、それでも命ある限り生きにゃいけん。
落人となってこちらで私が確立させたもんを武器に、新たな生活をするんじゃ。
着の身着のまま逃げて来たような私らだったんじゃけど、最初はそれこそ何もなかった。
しかし椎葉の焼畑よろしく、セイタカアワダチソウの焼き払いによる新たな農業がほぼ確立しており、あとは商売としてのシステムができあがればやっていけるんよ。
今の私の指導霊には、かつての平家の落人の関係者もおるんじゃろうね。
とりあえずカイアポを皮切りに、新たな文化発信をやっていきたい。
救世運動の後始末をし、仲間内を守りつつ豊かな生活を作るんじゃ。
私の戦う力では、守りの力は最強。
仲間内を守り協力し合う中で、それぞれが自己発揮していけたらええんよ。
障りと戦いながら仲間を守る、それが永遠のテーマです。