片道自転車で2時間かかる距離まで、途中でアレチウリを採取しながら移動。
そうすると、だいたい3時間かかるんよね。
炎天下でそれだけおったら、通常ならバテてしまいよるね。
しかし、麦わら帽子とサングラスで防備しつつ全身に水をかぶってやることで、ダメージは最小限。
ただそうは言うても、無傷ではない。
HPが最低近くを推移しながら、それでも持ち堪えてとりあえずこなす。
一度納品した後、再度収穫して納品。
家に着くのは、夜7時ぐらいなんよ。
一回の量は、ダンボール二箱。
収穫量は、ダンボール四箱になる。
これを一回三箱にしたり、あるいは移動速度を早めようとシャカリキにすると、パワーバランスが崩れてダメなんよ。
一度掴んだペースで、ひた押しに押すしかない。
そうすると、何度やっても同じタイミングでの時間になる。
机上の理論で、収穫場所が近くなら何度もピストン輸送すりゃええって思いがちになるものの、それで体力や時間が削られたら、他にしわ寄せが行くんよね。
これは、大学の時の経験がかなり役に立っとるんよね。
心臓破りの長い登り坂を自転車で30分近くかけて、夕方6時から朝2時まで忙しい店でバイト。
冬にはその登り坂が雪道に変わって、行く手を難所に変える。
最初は、心臓破りの登り坂だけでバイト先にはヘトヘトで到着。
やがて呼吸やペース、時間配分を考えながら余力を持ってバイト先へ着けるようになった。
そんな経験が、長いハードな行程をしのぐ術を教えてくれた。
若い頃の応用バージョンが今とすれば、その基本設定をアレンジすることで、また行動の幅は広がる。
今回のこともほぼマラソンと同じで、やり方を決めたら、それをズラさずにそのまま継続すること。
そのことでそれらを累積した時に、いつのまにか相当な実績になっていたりします。
学生時代のバイトも、誰も続くとは思わんかったものが、かなり長く続いた。
星回りも大学1年と同じ今、似たような状況が立ち現れとるんよね。