昨日のブログで、黒砂糖と白砂糖それからコクトオリゴ糖の話をしました。
それで本題なんじゃけど、梅酢ジュースを作るにあたり単純なお酢と白砂糖で青梅を漬けた理由の説明に入ります。
水には、それぞれの物質を溶かす量の限界があるんよね。
お酢の水分に糖分が溶けて、もともと酢酸がある。
そこに何を期待するか言うと、梅のエキス特にミネラルを重点的に溶かすことを狙うんよ。
これで砂糖を黒砂糖や蜂蜜を使うと、そこにあるコクトオリゴ糖やハチミツのミネラルなどがあると、その分青梅からのエキスが抽出ができんようになる。
酢と黒砂糖もしくは、酢とハチミツのジュースになってまうんよね。
まあそれは言い過ぎとして、梅のエキスが半端になってしまうんよね。
黒酢を使うた場合も同様で、黒酢のミネラルが同じことをするんよね。
白砂糖にミネラルがないことで、違う物質と混ざろうとして強力にエキスを注入する。
このままでは濃度が濃過ぎるので、水で割って飲むことになる。
ただ、酸は酢酸だけが多過ぎるので刺さるような刺激がするんよね。
梅酢ジュースは、白砂糖と酢酸と梅エキス少々の状態になる。
ここに、水の代わりに女貞子茶を入れることで、女貞子茶の有効成分とミネラルが緩衝剤となって成分的にもバランスがとれる。
有機酸は疲労回復、女貞子茶は滋養強壮と若返り、糖分はエネルギーで全部が相乗する。
一口飲んだ前やんが、思わずもらした美味いの一言はこれらの合作が生んだ絶妙なバランスの味なんよ。
これは、ある意味栄養ドリンクでも同じことが言える。
リポビタンDのような単純な成分同士のドリンクは、
ビタミンB群とタウリンとカフェインと糖分でできとる。
ユンケルみたいなもんは、ビタミンB群とカフェインと生薬と糖分でできとる。
簡単な酢と白砂糖で作った梅酢ジュースは、言わばリポビタンD。
それを女貞子茶で割ったもんが、ユンケルみたいな感じになるって言えばわかりやすいかな。
ともあれ、梅酢ジュース部分をわざと純物質に近いもんで作ることで、それだけ強烈に中身を吸い出すこおがねらいなんよね。
ともあれ、YouTubeの動画でも確認してね。