ここのところ、大学進学者の増加と対照的に薬学部進学者が減っており、定員割れの大学が半分ぐらいとか。
御多分に洩れず、私の母校もそうなんよね。
まあ確かに、あんな山奥の立地では無理もないか。
てか、既に私の時ですら二次募集をかけとった。
私はその二次募集で入り、辛うじて現役進学したんよね。
私の頃は270人ぐらいおったのが、今やその半分ぐらいとか。
私の入学時に外国語学部ができ、さらに卒業後に法学部などもできて、さらに近々経済学部もできるとか。
それら全部をかき集めて、ようやくかつての薬学部ぐらいの人数とか。
私の大学はかなり立地面でのことが大きいながら、それ以外も軒並み定員割れとかいうことは、単にうちの大学だけの問題ではないんよね。
結局6年も長い期間通うことになり、なおかつ留年も多い。
結局、同じ年に入った2割ぐらいが一緒に卒業できんかった。
そこまでしてなりたいか言われたら、そうでもないじゃろうね。
私らはまだ4年で出れたけえええものの、その感覚で言うたら2年留年したのと同じじゃけえのう。
私もまたあそこに通えって言われりゃイヤじゃし、しかも6年もとなるとなおさらイヤじゃ。
年々やることも増えて、難しくなることもある。
同じ6年やるなら、医学部の方がええじゃろうね。
薬剤師になったとしても、やれることは限られとる。
昔はそれなりによかったんかもしれんのじゃけど、もうそれほど旨味のある職種でもなくなっとるんじゃないんかねぇ。
私も次の道の模索をしており、農業やYouTubeなど時代の流れに合わせた変化を目指しとる。
長年かけて淀んだ世界には、もう明るい未来はないんかもしれんのよ。