昨日初めて行った鳥取。
商店街は飾り気がなく活気がなかった。
鳥取駅の近くの駅はほとんど建物もまばら。
寂しい感じじゃのう。
以前、NHKで吉永小百合演じる夢千代日記いう番組があった。
ちょうど昨日たどった山陰線の何駅かから、バスが出とる湯村温泉が舞台。
ストーリーが悲しいなんとも言えん番組じゃった。
胎内被曝した主人公夢千代が、白血病で死ぬまでの話。
芸者をやりながら生きるその姿が、山陰の風景の中にあった。
山陰は2年前に福知山へ行ったのが初。
北陸とも似た天気に、ああやっぱり日本海側じゃのうって思うた。
山陰線も豊岡までは単線ながら電化しとって、新快速と同じ車両が走っとる。
なんもない田舎に、京阪神を疾走する新快速の車両が走っとるのはなんか不思議な感じがするんじゃけど、まあ快適じゃけえよかった。
しかし鳥取近辺は電化しておらず、気動車なんよ。
夢千代日記でも、夢千代が雪の中疾走する急行に乗っとる場面とかあって、車両がだいぶ変わったとこからすると、時代を感じるのう。
すれ違う人達はゾロが散見され、オルゴンもおらんくはない。
カフェに入る習慣の全くない私には全く見えない風景じゃが、家内が言うにはよさ気なカフェがかなりあるらしい。
活気や飾り気のない雰囲気はゾロ主導の影響かのう?
それにしても廃業店舗がやたら多かったのう。
街の規模は山陽の都市では防府に毛が生えたぐらい、あるいは徳山?
広島、岡山、姫路の方がでかい。
なるほど、私の本の読者、山陰からなかなか出て来んのわかる気がした。
あれでどうかのう?米子の方が賑わっとったりして。
まあともかく、山陰は今後も行くことはあろうが、そう頻度は多くなさそうである。