連作障害がひどいと知ってショックじゃったえんどう豆。
しかし、その野生種であるカラスノエンドウは、連作障害があるようには見えんのう。
野草には連作障害なんかあったら、野草たり得ないじゃろうね。
誰がまいたわけでもなく、いつの間にか蔓延り、いつの間にか実をつけ、いつの間にか消えとる。
毎年同じ時期に同じように育つ。
あの生育のしかたはすごい。
夏の暑さにも、田んぼの冠水水没にも耐えて秋に芽吹き、冬を越えて春実る。
通常のえんどう豆のような生理現象もあるんじゃろうけど、それでも育つにはそれなりの防御因子があるんじゃろうね。
穀物として活用することを考えたえんどう豆なんじゃけど、カラスノエンドウを育ててその種を使うた方がええかもしれんね。
カラスノエンドウの苗に、通常のえんどう豆を接ぎ木することもありかもしれん。
ご飯と混ぜて豆ご飯として食べれば、お米の節約にもなろう。
今年は自然に生えとるやつだけしか利用できんのじゃけど、種をとっといて秋によさ気な場所に大量にまこうかとも思います。
カラスノエンドウの穀物化、それも食糧自給率向上にはええ手段かもしれんね。