韓国・ソウルの地下鉄2号線の上往十里駅で昨日午後、ホームに停車中の電車に後続の電車が追突する事故があり、消防当局によると、乗客ら約240人がけがをした。
死者はおらず、けが人の大半は軽傷だが、3人が骨折する重傷を負った。
火災は発生しなかった。
韓国では南西部の珍島沖で先月16日、約300人が死亡・行方不明となる客船沈没事故が起きたばかり。
相次ぐ事故で、公共交通機関の信頼回復に向けた政権の取り組みを求める声が一段と高まりそうだ。
地下鉄の乗客約1000人は線路に沿って避難した。
病院関係者によれば、けが人には中国人とバーレーン人の外国人2人が含まれているが、いずれも軽傷。
在韓日本大使館に日本人の被害情報は入っていない。
病院の関係者は記者会見で、負傷者には転倒して腰や膝の痛みを訴える人が多いと説明した。
地下鉄関係者によると、電車は自動停止装置を備え、本来200メートルの安全距離を保つようになっている。
後続電車の運転士は「停止信号に変わり、非常ブレーキをかけたが、安全距離を確保できておらず、追突した」と話しているという。
関係者は、駅のホームが曲線を描く形状で、後続電車が前の電車を認識するのが遅れたのではないかと指摘。
人的ミスも自動停止装置の欠陥もあり得るとの見方を示した。
船の沈没や今回の事故を考えると、韓国の社会の抱える社会の歪みが象徴されとるような感じよね。