大相撲の元大関貴ノ浪の音羽山貞博親方(おとわやま・さだひろ、本名・浪岡貞博=なみおか・さだひろ)が昨日、大阪市内のホテルで急性心不全のため死去した。
43歳。
葬儀・告別式は22日午後0時半、名古屋市守山区苗代2の1812、平安会館守山斎場で。
喪主は未定。
青森県出身。
中学時代に藤島親方(元大関貴ノ花)からスカウトされ、昭和62年春場所に初土俵を踏んだ。
平成6年初場所後に大関昇進。
196センチの長身と深い懐を生かして、相手をつったり、投げたりする豪快な取り口で2度優勝した。
横綱にはなれなかったが、大関に37場所在位し、弟弟子の横綱若乃花、貴乃花らとともに相撲ブームを牽引した。
12年夏場所で負け越し、2度目の大関陥落となった後も土俵に上がり続け、平幕だった16年夏場所限りで現役引退。
その後は、貴乃花部屋付きの親方として後進の指導にあたった。
平成18年には持病がある心臓の症状が悪化し、心房細動や敗血症などを併発して緊急入院したが回復。
今年春場所から土俵下で審判員を務めていた。
もともと心臓が悪かったいうことからすると、直接の原因ではないにせよ、福島原発事故のセシウムが後押ししたと見て間違いあるまい。
今後も有名人の訃報はチェックするようにしましょう。