手がけた作物が増え、作付け数も増えてきた関係で、ちょっとミスが散見されるんよね。
今年は網干メロンがナメクジ被害に遭うて、やり直しをかなりやることに。
初めてやる作付けに関しては、それなりに細心の注意を払うんじゃけど、感覚が掴めたもんに関しては、その分手を抜くことになる。
作物の機能面で、その手抜き部分をカバーできるもんもある。
サツマイモなんかは、それこそある程度乱暴に扱っても、勝手に育ちよる要素がでかいけえ、ええんよ。
しかし、そうでもない作物は、必要部分の手を抜くと、相応の反動がある。
一昨年初めて作付けし、感覚を掴んだ網干メロン。
去年は密集させ過ぎた反省はあるものの、わりと成功した。
今年は新たにアンデスメロンを作付けしたことで、そちらに注力することになり、網干メロンは二の次になった。
ブログリンクにある前やんも、今年から網干メロンを作付け。
ブログの通り、基本に忠実に丁寧な仕事しとる。
結果的に、前やんの方が順調に育っております。
ケアが希薄になったことで、逆に前やんの基本に忠実にいうことから教えられております。
いくら手を広げて忙しくとも、必要最小限の手を抜いてしもうたら、ええ結果は出ない。
苗を見切り発車で植えつけした結果、ナメクジの好む時期が終わっとらんかったんよね。
まあ来年への教訓かな。
それにしても前やん、彼も少しづつ確実に農家としての感覚を掴んどる。
ええ感じなんでないかい。
耕作面積が少ないけえ、十分目も届く。
私も、今回のことで手薄になった部分を見直し、ケアバランスを考え直さにゃならまあ。
力配分を誤れば、成果はおぼつかん。
前やんが、ええ感じに育ってくれてきよるけえ、フィードバックがええ刺激になりよるね。
こういうのを待っとった。
私のような天然素材を使うた手間なし農業、その腕を上げて同時並行して作付けをこなせる人が増えれば、さらに効率化を図ることもできよう。
他日前やんは、新参の人相手に手慣れたふうに農業の指導をするようになるじゃろうね。
目に浮かぶわ。
経験して感覚を掴んだことは、具体性を持って教えられる。
前やんには、網干メロンの初物の味の報告をしてもらいましょうかね。