人間の魂にはそれぞれ個性があって、進化の度合いも違えば傾向性も違う。
生前の生き方があの世を含めた来世を決定し、その積み重ねで状況も変わってきよる。
生前の生き方はまず天国か地獄を決定し、天国へ帰る場合でもそのレベルが人それぞれ。
しかし地獄へ落ちる者も、反省して天国へ帰る場合と、地獄から出れんようになり転生不能になる場合もある。
この転生不能になることが種族のレベルで起きた場合、そいつらが引き起こした歴史的事件を知るよすががなくなってしまうんよ。
さすがに重大なことは、地上に降りる神のメッセンジャーが伝えることにはなるんじゃけど、それも保証の限りではない。
私の歴史はベータ人としての歴史であり、その中には転生絶滅に近い状態にある種族がおる。
それらが完全に途絶えてしもうたら、その足跡を辿ることが難しくなるんよね。
それは、ルシフェル系とラファエル系なんよ。
しかしルシフェル系に関しては、天上界でもよほど重要なこととしての認識があるためか、わりと説明される機会は多い。
聖書とかにも、あしたの子、明けの明星とか言われてルシフェルその人のことが言われとる。
『失楽園』にしても、ルシフェルが配下の天使を率いて神の軍勢と戦い、敗北して地獄に投げ落とされることが描写されております。
これをより正確に言うたのが、カルト教団Kの教祖なんよね。
しかし、そこまで言うてくれたところで教祖がエロ堕落。
まあでもルシフェル系の情報に関しては、だいたい網羅できた感じかな。
聖書とかの情報では、ちょっとイマイチじゃったんよね。
ラファエル系に関しては、聖書ではアダムとイブの話で、イブの堕落が人類の堕落へとつながったことを言うており、それが女性種族ラファエル系の過去をおぼろげに言うとるんよ。
ベータ星から移住して来た当初のユートピア、エデンの園。
そこからの脱走事件があったことは、カルト教団Kの教祖や、その前にG団体のT会長も言うております。
しかし、その脱走の首謀者がラファエル系じゃったことは言うておりません。
そこらへんは、カルト教団Kの教祖が言うべきことじゃったんよね。
その代わりに、私がこうして述べております。
さて、このルシフェル系やラファエル系なんじゃけど、転生不能になった者が多く生きた人間で探すのが大変なんよ。
非常にレアなんよね。
ラファエル系ではセシウムカルトのn崎が知り合いにおるんじゃけど、こいつも今回の罪のデカさいかんによっては、転生不能になるじゃろう。
このバカはともかく、ラファエル系が転生絶滅になってしもうたら、初期エデンの脱走事件の真相が闇に葬られる可能性があるんよね。
この手の話も頼みの綱は神のメッセンジャーになるんじゃけど、聖書とかではあまりにも精度が低い。
カルト教団Kも、途中まで説いてエロ堕落して尻切れ蜻蛉。
こうして見ると、天上界の対策も不備が多過ぎ。
嘆いておっても、良策はないはのう。
天上界には、よりよい策を期待したいんじゃけど、無理なんかのう。
ともあれ、事実を知り得た者は、それを活用すべきなんよね。