最近、勤務日の夜に農作業に出動することが多くなった。
夜は周りが見えないことの不利と、夜陰に紛れる有利さがある。
紫外線を浴びることもない。
農作業は基本的休日にやるんじゃけど、そんなに精度が必要とされないことは、特に量が多いことほど予めやっとくと後々助かるんよ。
明るくないとできん作業は、もちろん休日の昼間にやるんじゃけど、作業によっては夜で充分いうこともあるんよね。
例えば、多少抜き残しが発生するものの、セイタカアワダチソウを抜くのがこれにあたるんよね。
特に抜いたもんを運搬することは、夜陰に紛れてそそくさとやってもうた方がええ。
セイタカアワダチソウをドッサリ抱えて運ぶ姿は、おそらく奇異な目で見られるんよ。
先日は昨年使うた畑を再開する下準備として、そこの雑草を抜いた。
一度耕してある土地じゃけえ、草の根は浅く土もやわらかくなっており、簡単に抜ける。
しかし、それなりに面積がある。
この雑草抜きから始めると、次の作業に移る前にそれなりに疲れてしまい、作業効率が悪くなる。
大きな面積の簡単な草抜きは、出勤日の夜の余力でもって容易にこなせる。
見えにくいことで、仕事の精度がたとえ8割になっても、量としてこなせておればその余力を他に回せるんよ。
とにかく、やれることを先に前倒ししておくと、何をするにしても後が楽なんよ。