九州の霊媒騒ぎなんじゃけど、その法則に精通する私が落ち着き払っていろいろ対応する中、衝撃の事実が明らかになった。
私が彼女と前回会うておったのは、彼女が国を滅亡させるやらかしに加担した時じゃった。
そうなると、それがわかれば私にとっても因縁の相手。
なるほど、その罪やカルマで今世の彼女の苦難の人生があったとすると、納得がいくような感じがする。
そうじゃ、それだけのマイナスがあれば、わかる気がするっ(たけした君の口調)。
それで、まあね、今回はその闇や病みを何とかできれば大きな前進と。
はい、それで、その気になる正体は、宦官が皇帝のとこに連れて来た巫女さんなんよ。
魏は数年で蜀のものになるとのお告げを信じて、油断したことで国が滅亡。
本人はコントロールが効かない。
まだ心が清いうちに何とかできれば、なんとかなるんよね。
そういうことで、関係者と協議中。
転生地域と時代を特定して、追跡調査を開始した。
関係者らは、歴史に名前が残っとる人らじゃないけえ、細部まではわからんものの、そんでも何かの手がかりが掴めればと思うとる。