今年55になることから、若年層の人たちが相対的に増えてきた。
学生時代には、自分より年上の人の方が多いし、年々高齢の人から亡くなっていきよる。
学生時代には、戦争経験者が大勢おって身近に話を聞けた。
しかし、今は今世紀生まれの成人もおる。
一歳二歳ぐらいの差なら、ほぼ同世代なものの10年ぐらい離れると、さすがに意識の違いがある。
私の年齢を基準に、10年上じゃとテレビが普及したかどうかで、あったとして白黒テレビ世代。
さらに私より20年上なら、テレビで育った世代じゃないし、高度経済成長を味わった世代。
その前は親の世代で戦時中の苦労とかがあり、その前は実際に軍隊に行った世代。
年上にはそうした時代の変化による要素が大きく、そのことによる考え方の違いがあるんよね。
年下ともなると、そこまでのこともないながら、さすがに10年ぐらい離れると、それなりに変わってくるんよね。
前やんは8つ下であり、まあまあ10年近い。
この頃には就職氷河期の問題があって、受験とかの話はわかり合えるものの、昭和の終わり頃の社会の活気がある頃の話はわからんのよ。
昭和の終わりのやればやっただけ報われるいうか、そういう感覚がスッ飛び、どうせやってもここまでしかいう諦め感があるんよね。
カルト教団K教祖長男になると、20年ぐらい下になり、その頃の人たちは若い頃からほぼ携帯を持ち歩きながらになる。
さらに最近30年ぐらい下の人と話す機会があり、その人らは、もはや携帯いうよりスマホ世代。
個人的な要素を払拭した世代間の意識を探ろうとすると、そうしたことも含めて考える必要がある。
波動のことを話すとすると、やはり世代によって捉え方が微妙に違う。
ベースに取り入れた理論で、魂の6人構造とか宇宙移民とかのことは、カルト教団Kのもんがある。
あそこがダメになったことで、宗教全体の信用もなくなり、オワコン化しとる。
それで、若い人ほどそうしたもんの話が通じにくくなっとるね。
ていうか、ダメになったもんなんで、今さらどうでもええんよね。
ダメになったもん追いかけるより、今現実に役立てられるもんの方がええんよね。
私らの頃には宗教ブームがあり、それなりに社会的にも認知されとった感じじゃった。
物質的豊かさから、精神的豊かさにとかいう人が多かった。
しかし今はもう、そんとなもんどうでもええんよ。
社会に希望がなくなり、いろんな不安要素や物騒なことが多く、私らの世代が経験したバブルの時代などとても考えられんのよ。
そんな中で、厳しい時代にどう生き残るかを求めるような人が波動を会得したいと来る。
時代が変われば、世代の意識も変わる。
世代の意識が変われば、当然ニーズも変わる。
そのニーズを知る意味で、やはりその世代ごとの特徴を掴んでおくことが大事なんよね。
世代のアベレージを考えた上で、そこに個別の要素を考えた方がええ。
同年代の人が波動やるのと、若年層がやるのとでは違う。
これまでは、年上の人に教えることが多かったものの、今後は年下向けに対応することが増える。
柔軟さはあるものの、捉え方は違う。
そうしたことを踏まえて、アナクロにならんよう努めたい。