知り合いの医師が、今毎日のように高血圧と不整脈で苦しんどる。
自分で処方した降圧剤を、常用量の数倍飲んでそれでも血圧が下がらんのよ。
200近くから、時々200を超えることも。
不整脈の発作も苦しそうじゃ。
自分で処方した薬は長年飲んでおり、言わば薬漬け。
食事もコンビニ弁当とか、業務スーパーで値引きされたうどんとか。
もう30年以上、そんな状態じゃろか。
なんだか、もう救われんのう。
それだけ不摂生しとっては、もう私の技では無理じゃのう。
手の施しようがなく、それでもやるとするなら豆とヨーグルトじゃろうかのう。
心臓がボロボロで、それが痛いは痛い。
ダメ元で、臓器同士が連携しとることを活かすしかないのう。
繊維たっぷりの豆がたくさん入った食べ物として、ホワイト餃子やインドカレーのダールカレーなんかがある。
豆の繊維があると、それをエサに腸内ではバクテロイデスが増えて、それが短鎖脂肪酸を作り体調を整える。
ヨーグルトは、腸内フローラを整える。
これで腸内の状態がよくなれば、その腸の影響が他の臓器に及んでってやるしかないのかのう。
薬漬けの状態でおかしくなったのを治すのは不可能に近く、下手に何らかの効果のあるもんを使うと体調を悪化させかねんのよ。
なるべく平たい性質の食べ物で、じんわりやるしかないとすると、こんなふうに手段は限られるんよ。
コロナワクチンも打っとるし、もうヤバいのう。
医師や薬剤師は病変したもんを治すのが仕事であり、健康な人をそのまま健康であり続けさせるもんじゃないんよ。
私は健康な人をそのまま健康であり続けさせることや、物質科学以外のアプローチを考える。
じゃけえ、薬剤師でありながら薬剤師じゃないんよ。
一般の薬剤師とは、価値観が真逆とまではいかんにしても、それに近いかのう。
医者の不養生って言えばその通りなんじゃけど、それにしてもちょっとひどいしかわいそうじゃ。
長年かけておかしくした体は容易に元には戻らんし、長年かけて丈夫にした体は回復が早い。
堆肥が時間をかけて効くように、人間の体も食事によってその効果が長い時間かけて効くんよね。