今日は長崎原爆の日なんよ。
本来、小倉に落とされるはずじゃったプルトニウム爆弾。
しかし、当日曇りじゃった小倉は難を免れ、そのかわり長崎が犠牲になった。
街としては小倉の方がでかいし、落とされたとして被害は大きかったじゃろうね。
長崎はほとんど僻地。
山がたくさんあったことと広島ほど人がおらんかったこともあり、爆弾の威力は広島よりも強力ながら、被害は少なかった。
いろんな諸条件が重なって長崎の被害として確定されてしもうたんじゃけど、もう運命と言わざるを得んね。
福島原発事故にしても、事故直後の放射性物質飛来時、それから逃げられるか否かはやはり運命じゃったね。
難を逃れられるか否か、最終的には天の采配に任せるしかない部分が大きいんじゃろうけど、個人の努力も大事じゃのう。
福島原発事故直後は、とにかく西へ逃げてかわすことが最善。
しかしその判断は、仕事の都合と情報収集と状況判断が不可欠。
それで私達に天は味方してくれた。
しかし原爆投下の当時に、原爆被害とかそういう情報とかはまずなかったじゃろうし、情報があるとしたら出口王仁三郎の予言ぐらいしかなかった。
実際に予言を信じて逃げた人は助かった。
しかし大本教の信者でもなければ、そういうことにはならんかったじゃろうし、その予言自体も20年ズレて現実になった。
そういうことからすると、あの当時にあの地域におった人が助かるか否かは、偶然性に支配される度合いが強かったんよね。
厳しいのう。
今は情報収集と取捨選択、判断がカギ。
ともあれ、福島原発事故収束は百年単位のこと。
不測の事態に備えましょう。