フィリピン外務省報道官は昨日、中国やフィリピンなどが領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にある岩礁で、中国が滑走路を建設中とみられることを明らかにした。
アキノ大統領も同日、この動きを先の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で取り上げたと述べた。
中国が滑走路を建設しているとみられるのはジョンソン南礁(フィリピン名マビニ礁、中国名赤瓜礁)。
フィリピン国防省によると、中国は今年2月、ジョンソン南礁に大量の土砂を運び込んだことが空や海からの監視活動で確認されたという。
フィリピン政府は既に中国に抗議した。
ジョンソン南礁は以前、ベトナムが実効支配していたが、1988年に「南沙海戦」と呼ばれる中国との武力衝突が発生。
中国はジョンソン南礁を含む近隣の岩礁を奪い、その後支配を続けている。
なんかひどいのう。