私が作付けしとる場所で、夏場にサツマイモしか植えられん所と、冬場にえんどう豆しか植えられん場所、それから夏に緑豆と冬にえんどう豆の土地がある。
なぜそうなるかはそれぞれ理由があるんじゃけど、決まったもんしか作れない場所は、当然ミネラルバランス崩す。
この豆やサツマイモは、それ以外に地面の窒素分を増やす。
豆はさらに地面を酸性にする。
そうしたとこに同じもんを植え続けたら、当然連作障害のもとになる。
ここで雑草があれば、その偏った条件に合った種類が増え、弊害を是正してくれる。
昨年秋、セイタカアワダチソウだけを駆除してスナップえんどうを植えたとこは、今すすきが優勢になっとる。
すすきはイネ科。
イネ科の植物は酸性土壌が好きだった気がする。
ともあれ昨年とは生える雑草がだいぶ変わった。
サツマイモや豆はやせた土地でこそよく育ち、土地を肥やす。
肥えた土地から雑草が窒素分を吸ってやせさせ、またサツマイモや豆が育ちやすい土地に戻す。
ミネラルだけを灰としてもどせばええね。
雑草はでかくなり過ぎたら駆除し、小さいうちはそのままにしとく。
それでええ循環になるのう。
他の作物でバランスがとれんとこは、雑草にバランスをとってもらいましょう。