大学受験予備校の代々木ゼミナールが来年春に、全国に展開する27拠点を東京都渋谷区の本部校など7拠点に縮小することが、昨日分かった。
少子化で受験生が減少し生徒が集まらない中、従来通りの拠点数を維持すれば経営上の負担も大きいと判断したもようだ。
残す拠点は本部、札幌、新潟、名古屋、大阪南(大阪市)、福岡と、美術系の造形学校(東京)。
拠点の縮小に伴い、講師は「契約を更新しないケースも出てくる」(広報)という。
職員には優遇措置のある早期退職を募集する。
高度経済成長期以降、進学率が高まるにつれて大学受験予備校は急成長を果たした。
しかし、学習塾業界の情報誌「月刊私塾界」の山田未知之編集長は「20年前に比べて浪人生が3分の1以下に減り、浪人生を対象にしていた予備校は厳しくなっている」と指摘する。
また、業界の流れは代々木ゼミナールが得意とする集団指導から個別指導へと移っており、こうした環境変化に対応しきれていなかったようだ。
私が予備校にお世話になったのは20年以上前の高校時代。
幸い浪人せんかったんで、どっぷり1年予備校に通うことはなかった。
ただ、夏期講習や春期講習をさらっと受けただけでも、高校の腐った授業に比べ、受験に特化した斬新さを実感した。
高校に通うことがバカらしく思えたほど。
人気講師の授業は満員御礼。
英語の永田先生の授業が受けたかった。
鬼のようにを連呼する永田先生、あれからどうしたんじゃろうか?
英語の北島先生の授業でバカな先輩がふざけた時、チャーリーって名付けられて吊し上げられ、それでもふざけとって先生もサジを投げたこともあった。
人気講師は駿台と言わず代々木ゼミナールと言わず、引っ張りだこじゃけえ、スケジュールびっちりのはず。
あの受験戦争華やかなりし頃のことは懐かしい。
高校の授業にうんざりしとった私にはこの授業を待っていたと思わせたあの授業、カルチャーショックは大きかった。
ああいう授業を真面目に受けたらええとこ行けるじゃろう。
しかし、ふざけとった先輩をはじめ、みんなダメじゃった。
まあ頑張る気がなかったんじゃろうね。
大学時代に友人と受けた予備校の授業も、内容は濃かった。
そうした予備校も衰退の時代か。