サツマイモの量産が、だんだん思い描いておった通りになってきた。
中でもカイアポに関しては、だいぶ手応えを掴んだ。
それに伴い、今までにない問題が出てきた。
収穫の作業時間が、バカにならんようになってきた。
嬉しい悲鳴ではあるんじゃけど、これが他の時間を食うてしまうんよ。
あれもやらにゃいけんし、これも。
それはそれで計画が進んで喜ばしいことなんじゃけど、農業以外が停滞しては意味がない。
今のサツマイモの収穫も、まだ終わらん。
陽が短くて早く暗くなりよるけえ、時間が足りない。
出勤時間の遅い日の出勤前に、収穫する日を設けた。
それでだいぶ助かったんじゃけど、まだ足りん。
この出勤前の時間の寄せ集めって、かなりの時間になるんよ。
早起きできていう前提があるんじゃけど、たとえ1時間しかなくても10日やれば10時間になる。
逆に、10時間ぶっ続けで作業いうのもしんどい。
単純作業も2時間続けると、さすがにイヤになる。
私の勉強時間と一緒で、コマギレの時間でやると、かえって能率が上がる。
移動時間とのかねあいもあるんじゃけど、作業時間の方が上回れば、コマギレ時間の充当がええのう。
ただ、こういうことも体が動くことが前提にはなるのう。
疲れがたまっとったら、やれんのじゃ。
体が動くいうことは、それだけでありがたい面があるのう。
寝坊して、朝に農作業できんかったら、それはそれでちょっとガッカリじゃ。
しかし、できたらできたで嬉しい。
コマギレの時間じゃけえ、大がかりにゴッソリ全部いうわけにはいかんのじゃけど、このパーツは終わったいう達成感はある。
そうなんよね、その達成感て大事よね。
しかし、豊かじゃのう。
ほんま豊かじゃ。
これで食糧がどんだけまかなえるかをやっとるんじゃけど、やはり作業自体は自分でやらにゃ絶対にとれん。
今年ダメじゃったことは、捨てる部分と来年なんとかする部分に分ける。
コマギレ時間の充当は、来年は早めの導入をしようか。
寒かったり暑かったり雨降ったりすると、作業ができん。
特に、暑いと危険。
そういうこともあり、できる時になるべくやっとくべきなんよ。
収穫に使うた時間は、どんな種類の時間かは問われない。
収穫したか、せんかったかのどちらかだけ。
そんなら、時間を有効に使おうか。
会社勤めしながらの農業、できることにも限りがある。
限りがある中で取り組むビジョンを描き、体力や時間を計算してよりよいもんをやっていく。
目玉になるもんを増やすことで、それも事業化の布石にする。
食糧自給率アップもええんじゃけど、売るほどできるようになれば、それもそれで1つの道じゃ。