今朝もたき火をして、お湯を沸かしながら灰をゲット。
知らず知らずのうちに、灰が溜まる溜まる。
この灰の製造も、一気にやろう思うてもそうそうできるもんでもない。
なぜなら、植物は燃やして灰にすると、かなり小さくなる。
一握りの灰でも、元の植物はかなりの量になるんよ。
石油缶で1時間ぐらいたき火をやって、ようやく一握りの灰になる。
しかし、習慣化の威力はデカい。
1ヶ月もやると、知らず知らずのうちに、バケツ一杯ぐらいになる。
そうしたもんなんよ。
まとまった量のもんは、それなりに用途に応じた資源になる。
同じようなこととして、南の島のリン鉱石の話があるんよ。
どこの島か忘れたんじゃけど、リン鉱石が主要な輸出品になっとって、その産業で暮らしとるとこがある。
その埋蔵量が巨大なリン鉱石は、もともと何じゃったんか。
実は鳥のウンコ。
ウンコも積もれば山となり、時間が経つとリン鉱石になる。
ウンコ産業じゃ。
あ~あ~ねぇ。
ウンコねぇ。
ウンコウンコ。
そこは海鳥が大量に飛来して巣作りをし、繁殖期の生活の場になっとるんよ。
一羽の鳥のウンコはちょびっとなんじゃけど、たくさんの海鳥のウンコはバカにはならん量じゃ。
そんなのが何千年何万年も続いたら、そらあ莫大な量になる。
それが積もり積もって、さらに雨風にさらされるうちにリンだけが残って固まり、良質のリン鉱石になるんよ。
このウンコの元になった海鳥は、こんなサイクルで自分たちがリン鉱石を作り、人間がそれを使うとることなんか知らんのよ。
ただ、生理的に本能のまま、魚を食うてウンコしとるだけ。
私も、最初は灰の大量生産する積もりはなく、美味しいお湯が得られればいうことから始まり、そのうち焼け石焼いたり、小周天やったりとかを習慣化しただけなんよ。
すると、思いもよらんほどの灰ができまくり倒した。
一石二鳥、一石三鳥、あるいはもっとかも。
このように、目的のもんがたくさん欲しいと思うても、灰のようにすぐにはできんもんもあったりする。
しかし、習慣化によって一定の流れを作ってしまえば、それはいつの間にか必要以上のもんを作っとるいうことがある。
私の作る灰は、自分で使う以外にたけした君にも輸出されるようになった。
その灰が、私のとこでは豆やイモを育て、たけした君のとこではイチゴを育てる。
次の産業を動かしていくんよ。
たけした君も、今年はオフシーズンにはセイタカアワダチソウを焼いて灰を作るらしいんじゃけど、朝イチでやるとか決めてやりゃあええね。
沸かしたお湯で、朝のコーヒーとかもええじゃろう。
私やオルゴンM、前やんなんかがやってきたセイタカアワダチソウ焼きの魅力を、わかってもらえたらって思う。