今日もアスペルガーに関して、いろいろ考察してみたいと思います。
アスペルガーに親和性のある民族として、ゾロアスター系がおりますことは以前から言うております。
逆を言うと、ゾロアスター系の記憶様式を探ると、そこにアスペルガーに通じる何かがある可能性があります。
さて、学生時代の話です。
大学が薬学部じゃった私は、そこでは気づくことなく大勢のゾロアスター系の人に出会いました。
お互い科学との親和性はあるものの、物質偏重、唯物論的思考の彼らと私は、水と油で話が全く合わんかった。
ベータ人である私は、科学にも物質面以外の未解明要素があるいう考え。
本質をとらえて理解しようとしました。
しかし、ゾロアスター系の人らは、本質面の理解はそこそこにして丸暗記。
やり方が大きく違うのに、面食らいました。
それはその後の学生生活の中で、さらに続きます。
私より学力ないであろうこんな女の子が、テストではスパスパええ点取るんよね。
また、細かい作業も上手い。
いつも、こんなはずではないいう悔しさがあった。
しかし、ある日そんな女の子とかなり前のテストの話題になった。
よくそんなこと覚えてるわねとか言われた。
は?
なんじゃこいつ、俺よりええ点取りよったくせに、今はスッポリ抜けとる。
???
その後も、かなり前のテストの話題では、そんなの忘れちゃったよとかむっちゃん頭いいとか言われた。
あのな、ちょっと待たんかい、おどりゃ何考えとんじゃい、あの時のテストの点数はなんじゃって言いたかったんじゃけど、そういうくり返しじゃけえ、言う気力も失せた。
男と女との違いか?とも思うたんじゃけど、確かにその傾向は女性に強かった。
その時見た記憶様式は、言わばゾロアスター系のそれじゃった。
簡単に言うと、超一夜漬けのスッパリ忘れ。
逆にすごいと思うた。
一夜漬けが強みを発揮する代わりに長続きせず、古いのからどんどん消えていく。
まさに、受験のペーパー試験に特化したような、浅い記憶領域のたらい回し記憶。
私の場合は、あの当時はそのスピードが羨ましかったんじゃけど、結局何のために覚えたんじゃ?って思うと、ああなりたくはないとも思うた。
この点取り特化の記憶様式では、私の母ゾロも全く一緒で、二言目には検算検算て言いまくりよった。
検算しないとひどく殴られた。
母ゾロの言いぐさはこうじゃった。
学校の授業でいくら手を上げて発表しようと、70点ぐらいしか取れないんじゃ話になんない。そんな発表なんかどうでもいいから90点以上取れて初めて勉強ができるって言われんだかんね。
は~あ、懐かしいのとバカらしいのとが思い出されて、なんともやりきれんのう。
この母ゾロの言うことに応えて、その通りやったのが、弟ゾロじゃった。
医師になった弟ゾロは、高校でも学校の勉強はしっかりやり、推薦で医学部へ行った。
受験はしとらんのよ。
私は学校の勉強はせずに、受験対策に励んだ。
もっとも、虐待でボロボロじゃった中でできたことは限られたんじゃけどね。
しかし、学校の先生が不思議がったのは、なんで学校の成績は悪いのに、実力テストではそこそこええ点数がとれるかいうこと。
学校のテストは、範囲が決まった中での出題。
しかし、実力テストは抜き打ち。
そこのテストに関して、弟ゾロや母ゾロのやり方とは異質なもんがあった。
物事の本質を理解しとるけえ、授業で発表ができる。
また、科目の要点を掴んどるけえ、範囲が広い実力テストで相対的にええ点が取れるんよ。
じゃけえ、落ちこぼれじゃった時期の勉強のことは覚えとるし、いや、言い方変えると学校のテストがバカらしいけえ、点数とることせず落ちこぼれたとも言える。
ここで、ちょっと大脳の記憶に関しての話。
記憶は新しいもんは、海馬にためられ、それが徐々に大脳皮質に移行する。
古い記憶は、大脳皮質にあるんよ。
海馬はストレスなどで損傷を受けやすく、そうなると新しいことが覚えられん。
ゾロアスター系の人らの記憶様式は、海馬をフル活用してガッツリ覚え、その後大脳皮質に移行するのが少ないと言える。
知人のアスペルガーの人も、海馬を使いよるけえ、目先の受け答えはできる。
しかし、仕事とかを覚えるための記憶の連携がないけえ、いっつも初心者なんよ。
これが、ゾロアスター系の人らが表面的で深い理解のない人が多い理由なんよ。
それを曲げて深い理解力のあるゾロアスター系の人は、相当貴重いうことになるじゃろう。
これとは逆に、ベータ人やオルゴン系は、一夜漬けには向かん代わりに覚えたことはそうそう忘れんけえ、時間と共に能力がアップするんよ。
学校天才型の人が、社会で使いもんにならないケースは、こういう記憶様式の違いにあるんよ。